っていう質問、勧めようとしたら毎回必ずといっていいほど聞かれます。
この質問、実は回答するときに結構悩んだりします。
なぜなら、多機能だから。
多機能だと、部分的に「この機能がいいの!」って言うほど本質からハズレてしまうのです。
例えばマウスジェスチャー。素晴らしいですよね。右クリックをしながら戻る/進むなどの様々なアクションが出来てしまいます。
でも「それが良い」って答えると「それFirefoxでも出来るよね?」と返されてしまう。
そうじゃないんだ。
でもアレコレと機能の一つ一つをだーーーっと説明していくと、相手は疲れてしまいます。かといった、フワっとした抽象的なことをいっても「・・・で、結局何がいいの?」と話が振り出しに戻ってしまう。
多機能なものを人に進めようとすればするほどアウトプットしにくくなる&伝わらなくなる現象。
なにもこれ、Vivaldiに限った事ではありません。
たとえば私はファイル管理ソフトでX-Finderというものを愛用しています。
Vivaldiにも通じる便利な機能が揃っているので、良ければ使ってみてね!!
参照│タブファイラー・X-Finder
http://www.eonet.ne.jp/~gakana/
ファイル管理用のエクスプローラーとははっきり言って一線を画すソフトです。機能を並べると
- タブ管理
- 画面分割(2分割)
- キーボードショートカット
- マウスジェスチャー
- ボタンが好き放題つけられる
- 優れた検索機能
- Evertthingとの連携
- サイドバーに好みのフォルダをセットできる
- ファイル名の置換と連番化
- タブの復元
- 画像プレビュー
- ホットキー
- ファイル一覧をシマシマに表示
など、機能を箇条書きしているとキリがなくなるほど、超々優秀なソフトなんです。正直いってまだ極めきれてませんが、ともあれこれがなければ、私は生きていくことすら困難になるでしょう。
上記のリストを見ただけで「そんなにすごいことできんのか!」と思う人もいれば「よくわからん」人もいるはずです。
で、これを勧めようとしたときも必ず聞かれる訳です。
「何がいいの?」って。
もう愚痴ってしまいますが、何がいいのって言葉は呪いです。
何でも出来るものほど、価値をごっそり下げられるから。
そりゃあね、わかるよ。
抽象的なものほど具体的に要点絞って説明したほうがいいことはさ。
けど違うんだ。忙しいからこそ、物事をシンプルにするソフト使って時間作るべきだし、何年も同じことの繰り返しを「繰り返してる」場合じゃないんだよ。
それに、多機能なソフトの魅力はめんどくさそうに「何がいいの?」って、聞く人のものさしでは計り知れないところにあるんです。
(例えばマウスジェスチャーは、右クリックを押しながらドラッグする操作を覚えなきゃいけないし、スピードダイヤルや自分でダイヤルを登録する方法を覚えなきゃいけない。)
忙しいことの原因は色々あるけど「同じことの繰り返し」に気づけなかったり、そうやって塞ぎこんでしまう事にもあるんじゃないかな。
でも、それでも何がいいの?という問いの中には少しでもそんな状況から脱出したい!という想いがあると思う。
相手さんは、忙しいからこそ、アウトプットする内容を要約してほしいんだ。
忙しいから十分に時間がとれない。だから簡単に説明してほしい。
考えてみればコーラを飲んだらゲップが出るほど自然なこと。
だから、自分はあえてこう答えてます。
何がいいのか?→ストレスフリーで充実した時間ができる
同じことの繰り返しは、体の同じ筋肉をずっと使う訳だから疲れがたまります。例えば同じボタンを何度もクリックするなら、神経も削られます。
でも、その繰り返しを実は一発で出来るのだとしたら?
気づいた途端、今までやってたことが実はムダだった。
本当はひとつの画面で出来るんだあんなこともこんな事も。
本当は、小さな戻る/進むボタンなんて押さなくても良かったんだよマウスジェスチャーがあれば。
本当は、目を凝らしてウィンドウを並べる必要がなかったんだ画面分割があれば。
本当は、ブックマークの文字をひとつひとつ見たりしなくてもよかったんだスピードダイヤルがあれば。
なんで知らなかったんだ、今まで知らずに繰り返してきたことはなんだったんだ。そんな思いにかられました。今までの時間はなんだったんだチキショウ!と言いながらも、実は嫌な気持ちにはなりませんでした。
このソフト、もっと便利に効率化できることあるんじゃない?というワクワク感に変わったからです。一つ一つの機能を咀嚼していくことで、楽しいな、面白いな、心地良いな。そんな存在になっていきました。まさに噛めば噛むほど味のでるスルメの如しです。
私にとってはそれがVivaldiやX-Finderなどの多機能フリーソフトです。
今頃になって断っておきますが、断じて私は「これを使えやオラオラ」と相手に迫っている訳ではありません。
答えは相手の中にありと誰かが言ってましたがまさしくベストな選択は、相手の中にあるのだと思います。
繰り返しは即ち、掛け算です。
計算すると、実はおっそろしいほど時間を使っちゃってます。
じゃあその時間であれもできたじゃないか、これも出来たじゃないかなどと後悔してしまいますが、残念ながら使った時間はお金と同じで戻ってはきません。
でも、気づいた今からは違います。
一番いやで避けたいことは、死ぬまで忙しい忙しいといって貧乏暇なし地獄から脱出出来なくなる事です。
自分がそうなりたくない事はもちろん、相手にもそうなってほしくありません。幸い自分はブラウジングにおいてはVivaldi、ファイル管理においてはX-Finderという素晴らしいソフトに出会いました。
どうかこのブログ記事を読んでる皆様も、ひとつのソフトだけに依存するのではなくあれこれ試して自分にぴったりだと思うものを選んでみて欲しいです。
百聞は一見にしかりという諺がありますが、まさに何がいいのって聞くだけ聞いて何もしない人には永遠に分からないような体験、いっぱいできます。
皆様の選択肢の一つにVivaldiが入ってくれてたら、幸いです。